自動お湯はり対応で太陽熱を有効利用
この太陽光でつくったお湯を冷やさないようにするため、浴槽で保温することにしました。電磁弁を用いた自動お湯はり機能を手作りした時の様子を紹介します。
朝日ソーラー、コロナ、長府製作所(エコワイター)とかノーリツ(NORITZスカイピア)とかの太陽熱温水器の購入に踏み切れず、自分でエコ温水器を作ろうと決意。
その製作に成功するも、太陽光が当たらなくなるとタンクのお湯がすぐに冷めてしまうという問題点に直面しました。
太陽光の集熱タンクのパイプは細ので容積に対しての表面積が大きく集熱効果が高い分、放熱効果も高い構造です。
一方、浴槽は容積に対しての表面積は屋上の太陽光の集熱タンクと比較して小さいし、フタをすることでより保温性を高められる構造です。
したがって、日中は屋上の集熱タンクで太陽光を受けてお湯をつくり、太陽光のパワーが落ちる夕方に浴槽にお湯を移して夜の入浴の時間まで保温する。これが自作の太陽熱温水器で最大限に太陽光の恵みを利用する方法になります。
そこで、「自動お湯はりタイマー」の登場です。
電気が流れると弁が開く電磁弁と電気を流す(電気を流さない)時間帯を自由に設定できるプログラマブルタイマーを組み合わせれば簡単に作れます。
会社にいても、外出していても、設定した時間に自動的に弁を開いて太陽熱温水器のお湯をお風呂に落としてくれるタイマー機能つきの弁さえあれば、いつも太陽光の恵みを最大限に利用できる!というわけです。
太陽熱温水器 自動お湯はり対応の部品
材料一式。
電磁弁・延長コード。ギボシ。
電磁弁のスペック
--------------------------------------------
CKD 直動式2ポート電磁弁 通電時開形
--------------------------------------------
【外形寸法(mm)】50×50×15×79.6×92.6
【消費電力(W)】50Hz:6.760Hz:5.7
【定格電圧】AC100V(50/60Hz)
【接続口径(Rc)】1/2
【作動区分】ノーマルクローズ形(通電時開形)
【耐圧(MPa)】25(水圧)
【使用流体】空気、ガス、低真空(1.33×102Pa)、水、灯油、油(50mm2/s以下)
【流体温度(℃)】-10-60(凍結ないこと)
電気が流れると、弁が開くタイプです。
AC100V(50/60Hz) の電源で使用できます。つまり家庭のコンセントで使えます!
*青い電源コードをコンセントに差し込みできるよう、プラグを取り付ければOK。
接続口径(Rc)は1/2 。
太陽光を有効利用 電磁弁の準備
延長コードをチョッキン。
皮を剥いて銅線を露出。
ギボシ(オス)を取り付け。
電磁弁の電源コード(青いコード)にギボシ(メス)を取り付け。
ギボシどうしを接続
接続完了。
これで、電磁弁を家庭のコンセントに差し込みできるようになりました!
ギボシ接続部分と電磁弁の電源コード(青いコード)を絶縁テープでまとめておく。
配管への設置
電磁弁取り付け前の送水パイプ。
この部分に電磁弁を取り付け。
ニップルを外した継ぎ手。接続口径はRc1/2。
プロパンガス配管のパーツがピッタリ。
電磁弁を取り付け。
手でつまんでいるのは電源コード。このコードの先につづく延長コードを窓から家の中に引き込んでコンセントに差し込みます。
ニップルも取り付け完了!
ニップルにビニールホースを接続。
このビニールホースは窓から浴室に引き込んでます。
そしてこれが!プログラマブルタイマー!
設定した時間に電気が流れます!
写真は、15:45〜16:15まで電気が流れるよう設定してコンセントに差し込んだところ。
これを介して電磁弁をコンセントに接続すれば、設定した時間に太陽熱温水器のお湯を浴槽に落とすことができるのです!